中野区議会議員の森たかゆきです。
6月3日から中野区長選挙・区議会補欠選挙がスタートしました。
立憲民主党としては、区長は酒井直人さんを推薦、区議補選は杉山司さんを公認し、選挙に臨んでいます。お二人へのご支援、よろしくお願いいたします。
さて、区長選挙の選挙公報をみて気になったことがあります。
現区長の選挙公報に「区役所・中野サンプラザ跡地に一万人規模のアリーナ整備」の記載がありません。
伏線はありました。告示日前に行われた公開討論会で、区長は突然「一万人というのは例え」と言い始めたのです。一万人アリーナ計画は、「例え」どころか既に税金を使って協議会をやって報告書を作っています。こちらに資料がありますが、協議会報告書の冒頭から「一万人アリーナ」が出てきます。
告示日の第一声演説でも一万人アリーナ計画には触れずじまいでした。それどころか、中野サンプラザについては「他の候補の言うことをよく聞くと、明確に残すとは言っていない。じっくり考えると言っている。それなら私と殆ど同じ。」とおっしゃいました。
こちらにも書きましたが、我々が明確に中野サンプラザを「残す」と言えないのは、新区役所の財源問題に加え、区が再開発ありきの姿勢で建物の状態を主体的に把握していないからです。自分でそういう状況を作っておいて、「自分と殆ど同じ」とおっしゃるのは、不誠実に過ぎるのではないかと思います。
中野サンプラザの行く末は、区長選挙の大きな争点であり区内のみならず全国から注目を集めています。自分が進めてきた一万人規模のアリーナ整備計画に触れないのであれば、「争点隠し」と言わざるを得ません。区長には、これからの選挙期間中、ご自身の進めてきたこと、これからやろうとしていることを隠さず正確に区民に伝えていただくことを求めます。
政治家を評価する際には、政策だけではなく政治姿勢についてもぜひ見極めていただきたいと考えています。私たちは、政治姿勢の面でも、様々な考えを持つ区民の方との対話を通じて政策をまとめ上げた酒井直人さんが区長にふさわしいと確信しています。
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