立憲民主党 中野区議会議員候補の森たかゆきです。
中野区議会議員選挙2日目の本日、選挙公報が公開されました。
冒頭に私の選挙公報を掲載します。
全候補者の選挙公報はこちらでご覧いただけます。
さて、私もざっと全候補者の選挙公報に目を通してみました。
雑感としては・・・
・お前がそれを言うのかよ…みたいな普段との乖離は少ない印象。強いて言えば自民党さんの子育て支援くらいでしょうか。
・他方、「実績」として掲載されている部分は、何をもってそれをあなたの実績と言うのかと問いたくなるものはあります。でもこれは極端な話をしてしまえば、今年度予算に賛成している人は今年度予算での実施事業を全て「実績」としてもまぁ嘘ではないので、微妙なところです。選挙の際に区民の方から「実績」を問われることは多く、またそれは当然のことと思いますが、議会は合議制であり、また執行権のない議決機関ですから、何をもって「特定の議員の実績」と言っていいのかは大変難しい問題です。皆さんがそれぞれ「実績」と掲げているものの中には、「ただ議案に賛成した」だけのものから、「議会で提案した」もの、更には「関係者の利害調整に奔走した」もの等々と実際の貢献度には差があるのが実情かと思います。
・議員定数削減、議員報酬削減。毎度複数の方がお書きになりますが、実際に実現に向けて動いたのは公明党さんの定数削減だけでした。この4年間で言えば主要会派以外でも議員提案できるだけの人数は揃えられたはずなんですけどね。
ちなみに、立憲民主党・無所属議員団としては、会派の中で議論をして、議員定数削減は40人までは認めようということになっていました。
・共産党さんの「ハラスメントゼロ宣言」、本会議で2度区長に「ゼロハラ宣言」を求めて実現させた私(参考)としてはちょっと複雑ですが、区長個人ではなく更に組織的に取り組めという意味かな…?と解釈しています。
・生活保護バッシングの方、最近議会では取り上げないので改心したのかと思いきや、思いっきり「実績」として書いていますね。
・財政(お金)の話を書いている人がほとんどいません。無所属の立石議員と私くらいでしょうか。議会の中ではみんなたくさん議論しているのだから、書けばいいのにと思います。
特に、財政運営の考え方を巡っては、前区政の極端な緊縮財政路線を転換すべしと議論してきた私たち立憲民主党・無所属議員団と、区の財政見通しは楽観的過ぎで新規事業をやる余裕などないと主張する自民党さんの考え方が真っ向から対立していて本来は選挙の争点になるのではと思うので、記載がないのは残念です。
そう考えると、「何を書いていないか」という視点で見ることも大切ですね。私も、限られたスペースで書きたいことを泣く泣く落とした経緯を考えると複雑ですが、だからこそ見えてくるものもあるかもしれません。
いずれにしても、ぜひ読み比べていただければと思います。
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