中野区議会議員の森たかゆきです。
本日、民進党東京都連に離党届を提出しましたので、ここにご報告致します。
私は前回2015年の中野区議会議員選挙に民進党の前身である民主党の公認で立候補し、当選させていただきました。「民主党だから一票入れた」という皆様には、現任期を約1年4か月残しての離党となりますことを、まずは深くお詫び申し上げます。
離党を決断した理由ですが、先の衆議院議員選挙に公認候補を擁立しなかったことで、民進党に今後の政権交代の可能性を見出すことが非常に難しくなってしまったことが最大の要因です。
民進党の前身である民主党に私が初めてかかわったのは、2005年の夏、いわゆる「郵政選挙」の直前に長妻昭事務所に学生インターンとしてお世話になった時のことでした。当時の私は早稲田大学大学院公共経営研究科修士課程の学生でした。研究科のプログラムの中に議員インターンが含まれていたのですが、政策形成過程を研究する学生ですので同期の殆どは与党議員の事務所にお世話になっていました。しかし、私は当時から「日本には自民党に代わって政権を担えるもう一つの政党が必要だ。そしてその可能性があるのは民主党だ。」と考えていましたので、迷わず民主党議員の事務所にお世話になることに決めました。(ちょっとした縁があってこの前年に長妻さんに一度お会いしていた関係で長妻事務所にインターン受け入れをお願いしたのですが、後日聞いたところによると、そうした学生がインターンを志望してきて長妻さんも驚かれたそうです。)
「日本には自民党に代わって政権を担えるもう一つの政党が必要だ」という考えは今でも変わっていません。そうである以上、今後政権を担う政党になるイメージが湧かなくなってしまった民進党にこれからも所属し続けることはできないと判断しました。
私は、党が苦しい時期にも堂々と民主党・民進党の旗を掲げて選挙を戦い、日々の活動を続けてきました。「公正・公平・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなく共に支え、支えられる共生社会」「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」を実現する、という民進党の基本政策に大いに共感してきたからです。会社員だった時期も含めて12年間かかわってきた政党ですので、政策云々とは別に感情的な愛着もありますし、いざ離党となると寂しさも感じます。区市町村議員団や青年委員会の活動を通じてつながった多くの仲間と離れてしまうことも気にかかります。
それでも、現在の国政の政治状況を考えると、自民党と明確に違う目指すべき社会像を持つ政党を政権交代可能な勢力としていくことに力を注ぐべき時期であると判断し離党を決断致しました。ご理解いただけますと幸いです。
なお、離党届提出のタイミングについてですが、当初は12月12日に中野区議会第4回定例会が閉会してからにしようと考えていたのですが、12月11日に民進党都連の常任幹事会が開催されるとのことで、そこで離党届の取り扱いをご議論いただくために本日の提出となりました。
今後については、来週前半を目途にまた改めてご報告したいと思います。
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