森たかゆきのブログ

中野区議会議員(立憲民主党)森たかゆきの公式ブログです

Read Article

「 #表現の自由を守るための約束」に賛同します

私、立憲民主党中野区議会議員森たかゆきは、マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守るための消費者団体 AFEE エンターテイメント表現の自由の会の皆さんが2019年の統一地方選挙候補予定者に呼びかけている下記「表現の自由を守るための約束」に賛同します。

表現の自由を守るための約束
1.公共の施設などでの表現・言論の自由を守る
・同人誌即売会やコスプレイベント、展示会等の開催/参加の自由を守るよう働きかける
・表現の内容についての、好悪感情などに影響された過度な干渉、妨害行為について毅然とした態度を取るよう働きかける
2.青少年の健全育成などを理由にしたマンガ・アニメ・ゲームなど創作物に対する過度な規制に反対する

私は、まだ議員になる前から2010年のいわゆる「非実在青少年」条例案(東京都青少年健全育成条例改正案)について、長妻昭事務所の先輩でもある西沢けいた都議会議員らと共に反対の立場でかかわっていました。引き続き、表現の自由を守る立場で活動したいと考えています。

中野区政においても、この問題は他人事ではありません。例えば、2012年に区役所にコンビニを作ることになった時、議会への報告資料に「有害図書を取り扱い禁止商品にする」といった記載がありました。有害図書というのは、東京都青少年健全育成条例に定められた所定の手続きを経て指定されたもののことです。正確には東京都では不健全図書と言いますが、そうしたものを売っているコンビニはありません。要するに、いわゆる成人向け図書のこと全般を「有害図書」としていたのです。行政がある出版物を有害だと指定することの重さが全く理解されていないのだなと感じた出来事でした。(当時の議事録はこちら

中野区は、マンガやアニメを使って街を盛り上げようとする取り組みをしていますが、そうであればその産業が抱えている問題にも目を向けるべきだと考えています。平成29年度にアニメコンテンツを活用した地域ブランドづくり事業が予算化された際には、アニメ制作現場で働いている方々の収入が非常に低い水準となっていることに問題意識持つべきであり、そうでなければ厳しい現場がつくったものに自治体がフリーライドするようなことになりかねないと指摘しました。(当時の議事録はこちら)「表現の自由」とは少し外れますが、このような産業振興的な観点も持ちながらマンガ・アニメ・ゲーム等と行政とのかかわり方に提言を続けていきます。

その他、サブカルチャーを中心に自治体の文化施策を考える超党派のオタク議員集団「ニュージェネレーション」として、早稲田大学マニフェスト研究所主催のマニフェスト大賞に応募し、応募総数2,597件から選ばれた108件に与えられるノミネート認定をいただいたこともありました。その成果は、中野サンプラザの文化的価値の活用提案などの形で区政に還元しています。(当時の議事録はこちら

他方、中野区内においてもヘイトスピーチを巡る問題が起きてしまっています。マンガ・アニメ・ゲームなどの表現の自由に関心を持つ皆さんにも、ぜひヘイトスピーチに対する問題意識を持っていただきたいと思います。そうでなければ、マンガ・アニメ・ゲームなどの表現の自由を守る活動が社会で幅広い理解を得ることが難しくなるのではないかと危惧しています。例えば、「非実在青少年」問題の際に、条例案に反対しつつ実在の子どもを守るために必要なことを考える勉強会を開催していた当時のコンテンツ文化研究会の皆さんの取り組みなどが参考になるのではないでしょうか。この「約束」をした皆さんとの意見交換の機会なども持てればと考えております。これは、私からの問題提起として記しておきます。

マニフェスト大賞ノミネート認定証
2016年夏コミでの街宣の様子
URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top