森たかゆきのブログ

中野区議会議員(立憲民主党)森たかゆきの公式ブログです

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長妻昭衆議院議員と子育て支援政策対談を行いました

少し前の話ですが、長妻昭衆議院議員の国会事務所にお邪魔して子育て支援政策について意見交換をしてきました。
私たち政治家には「政党に所属するか、それとも無所属でいるか」という選択肢があります。それぞれいい面悪い面がありますが、野党第一党の代表代行に時間を取ってもらって1対1で意見交換できるのは政党に所属している大きな利点の一つですね。
チラシにもしていますが、ここには文字で掲載しておきます。ぜひ、ご一読ください。

森:長妻さん、本日はよろしくお願いします。
長妻:よろしくお願いします。森君、お子さんの誕生おめでとうございます。
森:ありがとうございます。27歳で初めて区議選に立候補した時から、これから子どもを産み育てていく世代の1人として子育て支援の充実を訴えてきましたが、遂に自分が当事者になってしまいました。
長妻:私も子どもが3人いますが、当事者になって分かることも多いでしょう?
森:はい。うちは共働きなので、保育所を何か所も見てまわるなどのいわゆる「保活」も経験しました。私は区議会議員としての仕事も兼ねて妻と一緒に回っていましたが、妊娠中や出産直後の女性が1人でそれをするのは、本当に大変だろうなと感じました。
長妻:民主党政権では、「子ども子育てビジョン」を閣議決定しグループ型小規模保育事業を開始するなど待機児童解消に向けて取り組んできましたが、残念ながら道半ばで政権を失ってしまいました。
森:中野区内の状況を見ると、保育定数は増えているのですが、それ以上にニーズが伸びていて待機児童は増加傾向です。安倍内閣は「女性が輝く社会」を掲げ、待機児童解消を進めるとしていますが、長妻さんは安倍内閣の子育て支援政策をどう見ていますか。
長妻:待機児童解消と言いつつ、出てくる政策アイディアは「3年抱っこし放題」や「3世代近居支援」などであり、「子育ては家庭だけでするべきもの」という安倍総理の本音が見え隠れしているように思います。
森:中野区議会でも、自民党議員から「子どもは社会で育てるという理念は誤りだ」という趣旨の発言がありました。総務省の調査を見ると、ちょうどこれから子どもを産み育てていく25歳から34歳の世代で、正社員の仕事がなく非正規で働いている人の割合が3割を超え全世代で最も多くなっています。理念がどうこう以前に、共働きでないと家計が維持できない家庭が多いのではないでしょうか。
長妻:格差の問題も深刻です。ある調査によると、生活保護家庭に育った子どもの4人に1人が、成人後も生活保護を受給せざるを得ない状況にあります。大学進学率を見ても、年収400万円以下世帯の子どもは年収1000万円以上世帯の半分しかありません。これらは、貧困の連鎖、階級社会化につながりかねない大問題です。
森:中野区でも、生活保護やそれに準ずる収入しかなく、給食費等を補助する「就学援助制度」を利用している児童生徒が、小学校では約4人に1人、中学校では約3人に1人と、大変な割合になっています。
長妻:待機児童問題解消も格差是正も「人への投資」であって、長期的な経済成長のためにも必要な政策です。安倍内閣は、経済成長さえすれば後はトリクルダウン効果で「おこぼれ」が下に落ちてくるという発想をしているようですが、この考え方は世界的な経済学者の研究やOECDのレポート等によって否定されてきています。
森:政治の意志で、子育て支援をはじめとした「人への投資」を進めることが必要ですね。中野区政の中でその実現を目指していきたいと思います。本日はありがとうございました。

チラシにもしています
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