森たかゆきのブログ

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中野区のいわゆる「同性パートナーシップ制度」についての私たちの考え

中野区議会議員の森たかゆきです。

先日の記事で、中野区でもいわゆる同性パートナーシップ制度実現に向けた考え方が示されたことをお知らせしました。

様々な報道もされたようでありますが、一部に区長選挙立候補予定者の酒井直人さんや我々の考えについて誤解が生じるようなものがありました。酒井直人さんのブログにも説明記事がアップされました(→LGBT〜本当に平等な社会を目指して)が、私からも説明しておきたいと思います

報道の中で私が特に気になったのは以下の二点です。

・対立候補が「選挙対策ではないか」と反発している

・「現職の多選」という区長選挙最大の争点を薄める要因になり得る

同性パートナーシップ制度について過去に否定的な発言をされていた現職が、選挙直前になって同制度導入の方針を打ち出してきたことに対して反発する気持ちは確かにあります。しかし、だからと言って制度導入に反対するかと問われれば、我々はむしろ賛成・歓迎する立場です。仮に選挙対策だとしても、制度ができるのであればそれで良いと考えています。

そもそも、酒井直人さんの政策には今回の報告がある以前から「同性パートナーシップ条例を制定します」と掲げていました。今回、区から考え方が示されたことを受けて、酒井直人さんとは「区が発行する受領証にどれだけの効果が見込めるか、年齢や居住の要件は適切か。より実効性のある制度にするためにはさらなる検討が必要ではないか。」といった話をしています。

他の立候補予定者がどのようにお考えかは現時点では分かりませんが、同性パートナーシップ制度導入に反対の方がいるという話は今のところ聞いていません。気持ち的に反発する部分があったとしても、制度そのものに反対でなければ選挙の争点にはなり得ません。

なお、酒井直人さんの政策には、同性パートナーシップ制度以外にも、中野区男女平等基本条例の改正、学校現場での取り組みの促進、性的指向・性自認(SOGI)に関する相談窓口の設置など、関連する様々な施策も含まれています。LGBT関連施策に限らず、人権や多様性尊重といった分野については、現職よりも酒井直人さんの方が深い理解を持っていると思っています。

(酒井直人さんの政策はこちらでご覧いただけます。ぜひご一読いただければと思います。)

それから、これは少し話が逸れますが、確かに我々は現職の多選に対しては批判的ですが、それを「区長選挙の最大の争点」と位置付けるつもりはありません。元々区長任期は2期8年と掲げて当選された方が、約束破りを重ねて遂に5期目を目指すところまできている。このことは大きな問題ですが、こと今に至っては、議会や区民の声を軽視する政治姿勢、子育て支援軽視の政策といった区政運営の中身の方がより大きな問題であると考えています(これらも多選によってもたらされた弊害ではありますが)。

区長選挙においては、こうした区政運営からの転換を正面から訴えたいと考えています。

酒井直人さんの政策の関連部分
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